栃木の美味しいお米「なすひかり」を食べよう

      2018/04/10

 

美味しいお米といえばコシヒカリ。そう思っている方は多いですが、日本にはコシヒカリ以外にも美味しいお米がたくさんあります。
先日、日本炊飯協会認定ソムリエの同志と交流する機会がありました。その際に栃木の方から
「栃木のお米はあまり知られていないけれど、美味しいんですよ」
とご紹介いただいたのがこちら。那須産コシヒカリ「なすそだち」と栃木のオリジナル米「なすひかり」です。

 

 

今日は「なすひかり」についてご紹介しましょう。

「なすひかり」は栃木県農業試験場で生まれ、2007年(平成19年)2月に品種登録された栃木県のオリジナル品種です。
コシヒカリの味を強く受け継ぐ品種で、大粒で食味が良いのが特徴です。日本穀物検定協会の食味ランキングで、平成22年度から27年度まで6年連続で特Aを獲得しています。(昨年は天候不順のため惜しくも逃しランクAですが、十分美味しいお米です。)
この「なすひかり」や「なすそだち」は栃木の県北、那須が産地です。このあたりは山々に囲まれ、一日の寒暖差が大きく稲作に適しています。また鬼怒川や那珂川など良質な水源にも恵まれています。
残念ながら今のところ、有名なブランド米に比べて認知度があまり高くないのですが、その分、お求めやすい価格です。

味はコシヒカリ、お値段は家計の味方。「なすひかり」はそんなお米です。

 

 

炊き上がりは一般的なコシヒカリよりやや大粒で、色ツヤもよくふっくらしています。しっかり粘りがありますが、コシヒカリほどは強くなく、お箸で持った時や口の中に入れた感じが重くなりません。お味もややあっさりしています。もちろん噛みしめるほどに甘みが増します。

美味しさそのままでいて、お米そのものの主張はそんなに強くないので、和洋折衷の家庭料理にとても向いていると思います。
この日はメンチカツやぬか漬け、のらぼう菜のお浸し、お味噌汁に合わせました。「なすひかり」はどんなおかずにも合い、食べ疲れしない懐の深さがあります。とても美味しい朝ごはんになりました。
ちなみに冷めても美味しいので、お弁当にも向いていますよ。

 

参考文献:栃木県HPJAなすの

※なすひかり、なすそだちの購入場所:栃木県内ではスーパーやJA直売所で。県外ではなかなか見かけないかもしれません。JAなすの グリーンハウス黒羽店で電話FAX注文できます(品質を保つ低温倉庫で管理されています)。

 

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