梅仕事~減塩梅干の作り方(3)土用干し
2016/05/22
赤紫蘇を入れてからほぼ1ヵ月後、土用干しをしました(8/3~5)。
トウキョウはカンカン照りで、土用干しにはもってこいの太陽でした。
作業は午前中、まだ日が高くないうちから。
大きなザルに、すこし間隔をあけて、ひとつずつ梅を並べます。
お昼過ぎ、一度、表裏をひっくりかえします。
夜は梅酢に戻します。
昔は夜も干しっぱなしにして夜露にあてる、という方法が一般的だったようですが、このヒートアイランドでは夜露など降りません。
それより夜は梅酢に戻すことで、梅の着色を促す方が有効に思います。
梅の土用干しといっしょに、赤紫蘇もザルにあげて干しておきます。
あとでフードプロセッサーなどで砕いて、ゆかりにするためです。
梅酢は、開口部にラップなどをかぶせて、容器ごと外で日光消毒をしておきます。
画像一枚目は、土用干し一日目。まだぷくぷく。
画像二枚目は、土用干し三日目。皮も果肉もふよふよに柔らか。
画像三枚目が、完了の図。
土用干しを終えた梅の保存方法は、いろいろな方法があるようです。
梅酢に浸したまま保存、乾いたまま保存(時間が経つにつれ、梅から水気が出てしっとりしてくる)などなど。
今年は、ひとつずつさっと梅酢にくぐらせてから、カメに詰めました。
間にシソを詰めてあります。
できたての梅干は、酸味が鮮やかで、若々しさに溢れた美味です。
一ヶ月くらい寝かせると、すこし丸みが出る味になってきます。
減塩なので、ほぼ一年で食べ切ります。
秋になったら、新米に自家製梅干。
ふふ、毎年のお楽しみです。