蒸すだけでごちそう!穴子の蒸し寿司

   

蒸し寿司を作ってみませんか?
ほわっと湯気の上がった蒸し寿司は、息が白くなるような日には大変美味です。
温かい酢飯はふんわりとお酢が適度に抜け、やさしい口当たり。
上にはほんのりした甘みの錦糸卵、脂の乗った穴子、シャキッとした蓮根やインゲン。
それらを湯気がふわっとつないで、心まで温かくなるごちそうです。

蒸し寿司は温寿司(ぬくすし)ともいい、大阪や京都など、関西の冬の風物詩です。
関東以北ではあまり馴染みがないですよね。

ごちそうには違いないのですが、見た目より簡単です。
大きな蒸し器か蒸篭をお持ちだったら、ぜひ作ってみてください。
ちなみに、電子レンジでできないこともありませんが、美味しさは比較になりません。
蒸し寿司は「蒸す」のが最大のポイントなのです。

作り方はこんな感じ。

1)温かいご飯に寿司酢を混ぜて酢飯にし、煮付けた油揚げや人参・椎茸などを混ぜる(なくてもOK)。
2)一人前ずつ酢飯を器に入れ(丼や深皿など)具を乗せる。ミニ蒸篭にクッキングシートを敷いて盛り付けるのもおすすめです。
具はお好みですが、以下の3つを組み合わせると美味しいですよ。
a)錦糸卵や桜でんぶなど彩りがよく、ほんのり甘みがあるもの
b)蓮根(下茹でしておく)や絹さやなど歯ごたえのあるお野菜
C)海老や穴子・鰻・ホタテなど加熱した魚介。鮭そぼろや肉そぼろ、鶏肉の照り焼きなどでもOK。
3)蒸気の上がった蒸し器で蒸す。全体がふんわり温まればよい。取り出すときに火傷に気をつけてくださいね。

この日はキッチンひめのスタッフ新年会。
とても寒い日だったので、蒸し寿司は大好評でした。
ほかに、焼き蒟蒻(白味噌田楽と醤油炒り)、揚げ里芋、柚子大根、ひたし豆、京都の落花生。

共にごはんを食べることで、お互いの気持ちが近くなります。
今日という日を楽しくして、明日をすこしだけよくしよう。
キッチンひめはそんなことを大切にする場所でありたいと思います。

 

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