秋の幸せ、イタリア風アップルジンジャーケーキ。
2016/05/22
りんごの季節は人恋しい季節。
お菓子を焼いて、家族や友人との語らいの時間を楽しみませんか。
あるいは、本を片手にひとりカフェタイム、なんていうのも秋らしくていいですよね。
でも、大人だから甘いだけのお菓子は物足りないわ。
という方にオススメしたいのがこのケーキです。
ジンジャーのピリリとしたアクセントや、甘酸っぱさの奥に強さがあるりんごのカラメル煮が印象的。
また、どっしりと重厚感がありますが、りんごやジンジャーのおかげで見た目より軽やかです。
どうでしょう、人生の重ね方にすこし似ていると思いませんか。
きっと会話が弾むティータイムになることでしょう。
【材料】 18cmの丸型
りんごのカラメル煮{紅玉 4個(正味500g)、砂糖(150g+大さじ4)、レモン汁1個分、生姜50g}
無塩バター 100g、グラニュー糖 50g、塩ひとつまみ、卵 2個、
薄力粉 200g、シナモンパウダー 小さじ山盛り1、
牛乳 100cc、ベーキングパウダー 小さじ2、
アーモンドとクルミ あわせて100-120g
※りんごは紅玉がなければ酸味のある品種なら何でもよい。
※バターと卵は室温に戻しておく。
※薄力粉とシナモンはあわせてふるっておく。
※アーモンドとクルミはトースターで軽く炒り、粗く刻んでおく。
このケーキはイタリア風焼き菓子のレシピです(ダニエラ・オージックさんのレシピをベースにしています)。
パウンドケーキとは違う手順なので、よくレシピを確かめて作ってくださいね。
【作り方】
1)りんごのカラメル煮を作る。
りんごは皮を剥き、八つ割りのくし切りにし、1-2cm厚さに刻む。
生姜はよく洗い、皮ごと千切り。
厚手の鍋に、りんごと生姜、分量のレモン汁と砂糖150gを入れて混ぜ、数時間放置(汁気が出てくる)。
そのまま中火で、かき混ぜながら煮る。
全体が半分くらいになり汁気が飛んだら(りんごは煮崩れせず半透明の状態)、鍋の真ん中を空けて、砂糖大さじ4を加え、火をすこし強めて混ぜながらフツフツと煮たてて、カラメル状に焦がす。
カラメルをりんご全体に絡ませる。火を止めて(フタをせず)常温まで冷ます。
2)大きいボウルで、バターを泡だて器ですり混ぜる。
ペースト状になったら塩ひとつまみとグラニュー糖を加え、白っぽいくふわりと軽いクリーム状になるまでさらに混ぜる。
溶き卵(必ず常温にしておく)を少しずつ加えて混ぜる。
3)粉(薄力粉とシナモン)を一気に加え、混ぜる前に粉の上に、1)のカラメルりんごと刻んだナッツ(アーモンドとクルミ)を加える。
りんごに粉をまぶすように、全体を上下に返し大きく混ぜる。
混ぜ過ぎ厳禁、均一になっていなくてもよい。
4)牛乳を大きめのカップに入れ、電子レンジで人肌に温める。ベーキングパウダーを加えかき混ぜる。
モコモコモコと泡が立つので、大きいカップを使うこと。
5)3)の粉のボウルに、4)のモコモコ牛乳を加え、ゴムベラで全体を大きく混ぜる。
混ぜ過ぎ厳禁だが、なるべく均一になるように混ぜる。
6)200℃に温めたオーブンで約1時間ほど焼く。
途中、表面がブラウンに焼けたら、全体をアルミ箔で覆い焦げないようにする。
中まで火が通ったか、中心に竹串をさして確認すること。
水分が多いので、火が通るのに意外と時間がかかります。じっくり焼いてください。
切り分けるのは粗熱が冷めてからにします。
保存は乾燥しないよう、ラップに包んでください。
アップルジンジャーケーキはそのままでも美味しいけれど、おすすめの食べ方があります。
ケーキを電子レンジ(またはトースター)で温め、冷たいバニラアイスクリームを添えて、ぱらぱらっとシナモンをふる。
しっとり温かいケーキに、溶けたアイスクリームがソースのように寄り添って、それはそれは幸せなハーモニーが生まれます。
秋のティータイムにぜひどうぞ。
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