クリスマス・パーティーおすすめレシピ!ガリシア風スープの作り方

      2016/08/21

キッチンひめの「くりすます会」、前回の続きです。
今日は27日、もうあと一日か二日で仕事納めの方も多いと思います。
気分はお正月へ一直線のところ恐縮ですが、今しばらくクリスマスにお付き合いください。
 
 
 
 
スペイン・ラマンチャ地方風ラタトゥイユ

【Pisto Manchego】 (ラ・マンチャ地方風ラタトゥイユ)
pistoは、スペイン風ラタトゥイユです。
いろいろな作り方があるようですが、今回はラ・マンチャ地方(La Mancha)の作り方で。
ピーマンとズッキーニをたくさん使うのが、特徴です。(たぶん)
 
※作り方----------------------
1)玉ねぎ・ピーマン・にんにくをみじん切りにし、オリーブ油で炒める。
2)しんなりしたら、ズッキーニ、パプリカ、お茄子を加え、さらに炒める。
3)トマトの角切りを加え、フタをしてしばらく煮込む。塩コショウで味を整える。
 
※ポイントは、1)のお野菜は思い切ってたくさん使うこと。
22センチのお鍋で作るなら、玉ねぎ大1、ピーマン1袋、にんにく2片を目安に。
※また3)でフタをして煮込むのは、トマトの香りを逃がさないようにするため。
 
以上がオーソドックスなレシピ。
わたしは、ここにちょっとだけアレンジを加えて作りました。
まず、日本のトマトは、特に今の季節は味が淡白なので、3)でフレッシュなトマトのほか、水煮缶とトマトペースト(またはトマトピューレかケチャップ)を足します。
また、味付けを軽やかにするため、ワインヴィネガーを少々加え、バジル・オレガノなどハーブも足しました。
いわゆるラタトゥイユやカポナータよりも、野菜が旨みの衣をまとっているような、力強さがあります。
熱々でも冷たくても、非常に美味しいお料理です。
ぜひお試しを!!
 
 
 
 
 
ガリシア風タコ

【Pulpo a la Gallega】 (ガリシア風タコ)
とても簡単で、あっさりした味です。
茹でタコをローリエ、玉ねぎとともに煮て、オリーブ油とパプリカをふります。
玉ねぎ無しのレシピや、パプリカのほかにカイエンヌペッパーもふるレシピもあります。
 
 
 
 
 
ガリシア風スープ

【Caldo Gallega】 (ガリシア風スープ)
日本でいうと、豚汁とかモツ煮、いも煮みたいなものでしょうか。
いろいろなソーセージと塩漬け肉、お豆(白いんげん豆)、キャベツ、じゃがいも、カブの葉を時間をかけて煮込むお料理です。
家庭では、あまりものを入れて、ストーブでコトコト煮たりするようです。
お肉やお野菜の旨みが出て、カラダもぽかぽか温まり、とても美味しいスープです。
ホントはスペインのソーセージで作るといいのだけど、日本の材料で作ってみました。
 
※作り方----------------------
 
1)塩漬け豚を作る。
豚肩ロース(ブロック肉)に、塩コショウをたっぷりまぶしつけ、キッチンペーパーできっちり包み、ビニール袋に入れて数時間~ひと晩寝かせる。ドリップ(汁)が出るので、お肉がそれにに浸らないように、高低差をつけて斜めに置いてください。
 
2)お豆はひと晩お水に浸し、新しいお水で下ゆでしておく。お豆は白いんげん豆が基本ですが、ヒヨコ豆(ガルバンゾー)やレッドキドニーなどを加えてもOK。
 
3)にんにくとキャベツをこまかく刻み、厚手のお鍋で炒める。続いて、細かく刻んだソーセージ(サラミがあればなおよし)、大きめのひとくち大に切った1)の塩漬け肉(さっと水洗いして、水気を拭き取る。長時間塩漬けした場合は、しっかり塩ぬきすること)、じゃがいもを加えて、さらに炒める。
 
4)具がすっかり浸る量のブイヨンを加え、2)のお豆とローリエを加えて煮る。途中で、カブとカブの葉を入れる。すこし軽めに仕上げたい場合は、ワインヴィネガーを加えるとよい。
 
※きれいに煮込むよりは、お豆やじゃがいもが煮崩れるくらい、じっくり煮込むのがスペイン流。
 
 
 
 
 
そして、パエリヤ。
 
具とお米を炒めて、熱いスープを注いで、炊きます。

海老とあさりのパエリヤ

【Paella】 (パエリヤ/パエジャ)
エビとあさりのパエリヤ。
前もって作っておいたお魚のスープストックと、あさりの蒸し汁を使ったので、なかなか美味しくできました。
練習のおかげで、おこげもちょうどいい感じでした。
パエリヤについては、そのうち詳しい作り方をご紹介したいと思っています。
 (→今すぐ作りたい!という方は、鉄鍋パエリヤのレシピをどうぞ。)
 
 
 
 
 
 
我が家のクリスマス恒例、ロースト・スタッフド・チキン

【Roast Stuffed Chicken】 ロースト・スタッフド・チキン /詰め物をした鶏の丸焼き
スペイン料理ではないけれど、これは我が家のクリスマス恒例のお料理。
毎年1回しか焼きませんが、もう10回以上経験を重ねているので、手際もよいこと。
手際がよいのは夫、そう、これは毎年、夫の担当です。
基本のレシピは、1995年の3分クッキングのテキストに掲載された藤田雅子氏のもの。
これに、我が家の好みやオーブンのクセなどを書き足して、我が家のオリジナル・レシピになりました。
今年も皮はパリパリ、身はしっとりふっくら、塩加減もぴったりで、とても美味しく焼きあがりました。
ちょっとだけ自慢したいのは、トリさんの手。(リボンで縛ってある方は足。)
お行儀よく、ちゃんと下向きになっているでしょう。
小さなことだけど、こうなっているトリさんは、意外と見かけないものなんですよ。
 
 
 
トリさんを切り分けるのも、一家の主人の役目

トリさんを切り分けるのも、夫の担当。
解剖するみたいに、骨格に沿ってナイフを入れていきます。
お腹の詰め物は、お野菜とレーズン、ナッツを入れたピラフです。
 
 
考えてみればこの数日間は、トリさん受難の日。
あちこちで丸焼け、丸焼きのトリさんを見かけました。
翌日、トリさんに感謝して、食べ残しの骨でスープをとり、最後まで美味しくいただきました。
 
 
 
 
 
 
 
さてさて、ようやくデザート!
 
フルーツケーキとプリン。大人味のデザートは大好評でした

【Flan de la Casa】 (自家製プリン) & Fruit cake
フルーツケーキは、一年寝かせたラム酒けのフルーツを使い、シナモンなどのスパイスが効いています。
甘みはグラニュー糖のほか、モラセスを加えたので、深みのある味になり、とても好評でした。
プリンは、フルーツケーキに合わせて、若干固めに。→基本のプリンのレシピはココ
ほろ苦いカラメルが大人っぽい味で、殿方もたいそう気に入ったようです。
 
 
 
以上で、「くりすます会」のディナーは終わり。
お楽しみのプレゼント交換では、「あみだくじ」の神様がプレゼントを適材適所に配り、ついでに笑いの神様も降りてきて、大盛り上がり!(キリスト教の神様とこれらの神様は、違う世界だからダイジョウブ!) 
笑いすぎて顎がはずれそうになる前に、お開きとなりました。
みんな終電を気にしつつ、寒空の中、重たいお腹を抱えて小走りで駅に向かいました。
 
今年も一年なかよくしてくれてありがとう!
 
 
 
おまけ。
お客さんは大好きな人たちばかりで、大コーフンのマイローさん。
会の後半には疲れてウトウト、みんなが帰った後は、このとおり熟睡でした。
 
つかれた…ZZZ

 
 
おしまいまで見てくださって、どうもありがとう!
 
 
※スペイン料理については、現地で購入した本、現地の知人友人、および国内外のサイトを参考に作りました。スペイン語表記およびお料理などに、もし間違いがあったらごめんなさい。勉強になるので、教えていただけるとありがたいです。
 
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