作り置きしない、簡単お弁当レシピ3つ
2016/08/22
作り置きが大流行ですが、あえていいましょう。
その作り置き弁当は、ほんとうに家族に好評ですか?
今日は作り置きでなくても、簡単に美味しくできるレシピをご紹介しましょう。
下ごしらえを前日にしておいた方がいいものもあるけれど、ポイントはあくまで下ごしらえ、という点です。
味は朝、付ける。
これはお弁当では実はとても大切なことです。
いろんな理由があるけれど、ひとつは味のバランス。
お弁当の中には主菜、副菜、ご飯などの炭水化物、の3つの要素が入りますよね。
その中で濃い味と薄い味、塩気の強いものと甘みの強いもの、こってり味とさっぱり味など、全体のバランスをうまくとることが食べて飽きない、美味しいお弁当につながります。
市販のおかずや作り置きを組み入れるとしても、朝作るおかずでバランスを取りましょう。
お天気や食べるひとの体調を見て、バランスを図るのも大事。
暑い日だったら、塩気を多くしよう。
頭痛がしそうな雨の日は、薄味のやさしいお弁当にしよう。
ちょっと疲れているから、パンチのある味で元気をつけよう。
食欲がなさそうだから、好きなものとさっぱりした味のものを入れよう。
そういうことは作り置きのサキドリではできない。
その日の朝か、前の晩にしますよね。
ささやかなことだけれど、これは手作りのお弁当にしかできないことなのです。
食べるひとはコンビニでお弁当を選ぶように、食べたいものを自分で選ぶことができません。
ちょっと考えてみてください。
疲れ気味のところへ午前中がハードでぐったり。
お昼はなにかあっさりしたものが食べたいなぁ、と思っているところに、今日のお弁当がコッテリボリューミーなハンバーグ(しかもお弁当だから冷たい)だったらどうでしょう?
いつもは美味しいものでも、うーん、なんだか残念ですよね。
家族モテ弁当を作るには、細やかなバランスや配慮が必要なのです。
栄養バランスや彩りも必要だけど、たぶんそれ以上に大事なことなのです。
「お母さんのお弁当は茶色くて地味だったけど、美味しかったなあ」
という記憶があるのは、お母さんが細やかな配慮をしてくれていたからではないでしょうか。
とはいっても、朝はツライ!時間がない!
手の込んだものは無理、そうです、わたしもそうなんですよ。
というわけで、簡単に作れるお弁当レシピを。
★生揚げのおかかまぶし
①生揚げ(厚揚げ)をひと口大に手でちぎり、オーブントースターで2~3分焼く。
②ボウルに和辛子とだししょう油(めんつゆやポン酢でもOK)を入れてよく混ぜ、生揚げとかつおぶしを入れて混ぜ合わせる。
★豚肉と茄子の塩こうじ炒め
①豚肉(小間切れでOK)と塩こうじをビニール袋に入れ、空気を抜くように縛り冷蔵庫でひと晩以上おく。(この状態で数日間保存可)
②茄子を食べやすく切り、塩水にさらす。
③フライパンにごま油をひき、塩こうじがついたままの豚肉を炒める。色が変わったら茄子を加える。
※味付けは豚肉の塩こうじだけでOKです。プラスするなら、刻みねぎや青じそなど香りのものを。
★青物のごま油まぶし
①絹さややスナップエンドウなどを茹でる。(今日は山菜のこごみ。)
②冷水にさっとくぐらせる。(茹でてすぐ食べる場合は水にさらさない方が風味が残りますが、お弁当の場合は変色を防ぐためにした方がいいです。)
③ごま油、塩をまぶす。油→塩、の順番で!お塩を先にふると水気が出るので注意。
お義父さんから新鮮な山菜が送られてきました。
せっかくなので、お弁当にもすこし入れましょ。
夫サマは泊りがけ出張明けで少々お疲れです。
山菜と体調に合わせて、今日のお弁当は優しい味つけのバランスにしました。