ほんわり温かいのが嬉しい!穴子の蒸し寿司を作ろう。
2017/02/08
こんにちは。キッチンひめ の簡単レシピです。
今日は市販の穴子の蒲焼を使った、簡単蒸し寿司をご紹介しましょう。
お寿司なのに温かい!?関西ではメジャーな存在。
お寿司といえば関東以北の人にとっては、冷たい(温めていない)ものですよね。ところが関西には温かいお寿司、蒸し寿司があります。温鮨(ぬくずし)とも呼ばれ、関西の郷土料理として古くから親しまれています。
もちろん、生のお魚は使いませんよ。味付けした五目など、加熱した具を混ぜたちらし寿司を蒸します。ほんわり温かくて美味しいですよ。
本来は冬のお料理ですが、初秋の今頃でも冷房で疲れたカラダに嬉しいものです。それにここだけの話、混ぜて蒸すだけで豪華な一品になりますからね。おうちごはんの心強いお助けメニューですよね!おもてなしにもおすすめです。
材料はこれだけ!ポイントは穴子の蒲焼。
まずどうしても必要なものを揃えましょう。穴子の蒲焼と錦糸卵です。
穴子は今回はお魚屋さんで一本丸ごとの蒲焼を買い、刻みました。もちろん刻んであるものでもOK。大事なのは美味しいものを選ぶこと。今回は他の具が少ないので、穴子が味の決め手になるからです。量は二人分で穴子一尾くらい。五目にするなら、もう少し少なくて大丈夫です。
錦糸卵は溶き卵にほんの少量、水溶き片栗粉を混ぜると破けにくくなります。味付けはいりません。作るのが苦手だったら、買ってきてもいいですよ。
それと薬味。今回は小ねぎ(あさつき)と三つ葉を用意しました。これは加熱後にトッピングします。あと、刻み海苔。そして温かいご飯とお酢(寿司酢でもOK)も忘れずに用意しましょう。
混ぜて、乗せて、蒸して、飾る。それだけですごく美味しい。
作り方はこんな感じです。
- 温かいご飯に、お酢と塩少々を混ぜる。穴子が甘い味付けなので、寿司飯には甘さを付けません。市販の寿司酢を使ってもOK。
- 三つ葉と刻み海苔少々を乗せ、錦糸卵、刻み穴子(タレをよく絡めておく)を乗せます。湯気の上がった蒸し器で10分弱ほど蒸します。
- 食べる直前に、薬味(小ねぎ・三つ葉・海苔・山椒など)を散らす。
錦糸卵と穴子をご飯に混ぜてから蒸しても美味しいです。余力があれば、寿司飯を五目(味付けした人参・油揚げ・椎茸などを混ぜる)にすると、より豪華ですよね。でも五目でなくても、十分、大変美味しいです。
今回はミニ蒸篭(せいろ)を使いました。クッキングペーパー(オーブンペーパー)をしいてご飯を入れます。食べ終わったらペーパーを捨てるだけ。後片付けも楽々です。
もちろん、瀬戸物のどんぶり椀で同じように作れます。蒸し器から取り出す際はとても熱いので、やけどしないようくれぐれも気をつけてくださいね。
お献立としてはあとは、お吸い物かお味噌汁、お新香があれば十分です。付け加えるなら、お酢の物がいいですね。さあ、蒸したてを召し上がれ!