冷汁風胡麻味噌茶漬け

      2016/08/11


 
我が家のリビングは南向き。
冬はお昼間は暖房いらずでありがたいのですが、夏は灼熱部屋です。
猛暑が街からすっかり影を潜めた今日も、昼下がりの我が家はギラギラした真夏が色濃く残っています。
 
こんな日に困るのがお昼ごはん。
カーテン越しに眩しい陽射しを感じるだけで、食欲がすり減るというものです。
でも、おとといの焼き鮭の残りを食べないとね。
そうだ、冷汁にしましょう。
 
冷汁は日本各地に様々な形で存在するようです。
山形の「だし」などは有名ですよね。
今日はお魚を使う宮崎の冷汁をヒントに、有り合わせでオリジナルな冷汁を作ります。
 
まず、残り物の焼き鮭はお酒をふってトースターで焼き直し、ほぐしておきます。ほんとは鯵の干物がいいけれど、そこは残り物片付けなので仕方ない。
次に野菜を刻みます。
きゅうりと茄子を薄切りし、茗荷と青じそは千切り、梅干も叩きます。
それらを梅酢で軽く揉んで、アクを出します。梅酢が無ければ、米酢と塩少々でOK。
小さなすり鉢を出し、炒りごまをあたり、お味噌を加えて混ぜ合わせ、鰹節も加えます。
熱湯を少しずつ加えて、やわらかなペースト状になるまで伸ばします。
大きめの器にご飯をよそい、刻み野菜とほぐした魚を乗せ、周りに胡麻味噌を置き、鰹節をぱらり。
冷たい麦茶をかけて出来上がり。
 
全体を軽く混ぜて、さらさらさらと掻き込みます。
野菜の爽やかな風味とシャキシャキした食感が夏らしく、胡麻味噌の濃厚な味わいは秋らしい。
ところどころに見え隠れする焼き魚が、いいアクセントになります。
残り物と有り合わせですが、食べてみれば、なかなか豪華なお茶漬けです。
 
季節の移ろいよろしく、胃袋にするりさらりと収まりました。
食欲不振は何処へやら。
ごちそうさまでした。
 
 
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わたしが愛用しているミニすり鉢は、直径12cmのもの。
大昔に買ったので廃盤になってしまったようですが、同じ大きさがコレ↓
胡麻にお味噌などを足してもこぼれない大きさで、非常に使い勝手がいいです。
 


 

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